上演時間

ロキソニンS

ABOUT HAMLET

世界的にヒットした傑作ミュージカル「レ・ミゼラブル」オリジナル版の演出で名を轟かせた名演出家ジョン・ケアードは、シェイクスピア劇上演の総本山、あの英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)の名誉アソシエート・デイレクターとしてさまざまなシェイクスピア劇を手がけ、伝説を残してきた。そのジョン・ケアードが東京芸術劇場に初登場。選んだ作品は「ハムレット」。2000年に英国ナショナル・シアターで、名優サイモン・ラッセル・ビールの主演により演出した、自身の代表作の一つといえる作品に日本公演に向けて練り上げた斬新な解釈で取り組む。

登場人物も多く通常なら出演者が20~30人に登るこの大規模作品を、今回ジョン・ケアードは、ほぼ全ての俳優が複数の役を演じることによりわずか14人で上演する。なんとハムレット役の俳優さえも、他の役を演じることを構想しているという。劇中で関わりのある役どころを同じ俳優が演じることにより劇の構造がくっきりと立ち上がる、シェイクスピアを知り尽くしたジョン・ケアード独自の解釈による「ハムレット」。どのような舞台になるのか、期待が高まるところだ。
ジョン・ケアード

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シェイクスピア
「ハムレット」はシェイクスピア四大悲劇の中でも最も人気が高く、古今東西の名優がその生涯で一度は演じる究極のヒーローだ。マクベス、オセロー、リア王……他三作のタイトルロールはいずれも人格に欠陥を抱えそれが悲劇を生んでいくのに対し、ハムレットは高潔で知的なヒーローであることが、観客にも演じる俳優にも広く愛される理由だろうとジョン・ケアードは言う。
最近ではロンドンで、TVシリーズ"シャーロック“などで人気のベネディクト・カンバーバッチが主演し、(日本でもナショナル・シアター・ライブで映像上映)、世界を熱狂させたことが記憶に新しい。

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メインビジュアル
シェイクスピア全作品の中で、主人公の台詞の量がダントツに多い最高峰の難役に、内野聖陽が満を持して挑戦する。「レ・ミゼラブル」「ベガーズオペラ」「私生活」で磐石のタッグを組んできたジョン・ケアードは内野にハムレットをいつかは演じるべき役として強く勧めていたという。内野は、2016年の大河ドラマ「真田丸」での徳川家康役で新たな魅力を発揮したが、本作は大河あけての大舞台。俳優として円熟期を迎えた内野が王道のヒーローを演じる。
敵役のクローディアスと、亡き父王の亡霊…ハムレットにとっての尊敬の対象と憎悪の対象という裏表二役を演じる國村隼。彼に対峙する大きな力を背負い、存在感をみせつけてくれるだろう。
ハムレットの親友で、唯一生き残ってこの悲劇を語り継ぐホレイショーを演じる演技派北村有起哉には語り部としての大きな役割が演出家より託された。さらにハムレットと決闘を演じるレアティーズを演じるのは大型ミュージカルなどで主演を務め活躍の目覚ましい加藤和樹。ベテラン勢としてはポローニアスを演じる壤晴彦、なんと贅沢にも村井國夫が墓堀と旅回りの一座の座長を演じるという充実の男優陣。対する女優陣の華やかさも特筆すべきだろう。注目のヒロイン、オフィーリア役には若手実力派として活躍する貫地谷しほり。そして、ハムレットの母のガートルード役には、最近舞台に精力的に取り組む大女優浅野ゆう子が堂々の登場。豪華な顔合わせが実現した。

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ジョン・ケアードの手により、シンプルで、力強く、格調高い「ハムレット」が現出します。
目の肥えた演劇ファンの皆さまにも十分以上にご満悦頂ける、素晴らしい舞台をお目にかけたいと思います。どうぞご期待下さい。